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「高知県立大学」と「高知大学」の違い!学部・偏差値を徹底比較

仕事・学校

高知県には、名前が似ている2つの大学があることをご存知でしょうか。「高知県立大学」と「高知大学」は、どちらも高知市内にありながら、実は全く違う特色を持つ大学なんです。

私もこの2つの大学の違いが分からず迷った経験があります。名前が似ているため、多くの高校生や保護者の方が混同してしまうのも無理はありません。

この記事では、高知県立大学と高知大学の違いを分かりやすく解説し、それぞれの特徴や魅力をお伝えします。進路選択で迷っている方はもちろん、高知県の大学事情を知りたい方にも役立つ情報をまとめました。

と、この2つの大学は運営形態から学部構成まで大きく異なることが分かりました。

同じ兵庫県にありながら、それぞれ異なる特色を持つ「兵庫大学」と「兵庫県立大学」。受験生やその保護者の方々が正しく理解できるよう、2つの大学の違いを詳しく解説していきます。

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高知県立大学とは

高知県立大学は、高知県高知市にある公立大学です。1944年に設立した高知県立女子医学専門学校を起源としています。

女子医学専門学校は戦後のGHQによる審査で存続不可の判定を受け、それに代わる教育機関として高知県立女子専門学校が設立されました。その後、1949年に新制大学である高知女子大学へと移行し、女子のための高等教育機関として歩んできました。2011年に男女共学化により高知県立大学に改称されました。

現在では「域学共生」という理念のもと、地域と大学が協働で人材育成に取り組んでいます。特に少人数教育を重視し、一人ひとりの学生を手塩にかけて育てることで知られています。

私の友人が高知県立大学の看護学部に通っていましたが、「先生との距離が近く、きめ細かい指導を受けられる」と話していました。このような教育環境が、同大学の大きな魅力の一つといえるでしょう。

高知大学とは

高知大学は、1922年(大正11年)設立の旧制高知高等学校などを母体として、1949年(昭和24年)に新制大学として成立しました。現在では、6学部・1研究科(連合農学研究科を除く)・1プログラムを擁する大学になっています。

高知大学は国立大学であり、学部生:4,965名、大学院生:494名(連合農学研究科を除く)、計5,454名の学生が学んでいます。

国立大学法人として、幅広い分野で教育・研究活動を展開しており、特に地域に根ざした総合大学として発展してきました。医学部もあることから、地域の医療人材育成にも重要な役割を果たしています。

高知県立大学と高知大学の基本情報比較

設立者・運営主体の違い

最も大きな違いは、設立者と運営主体です。

高知県立大学は高知県が設置・運営する公立大学です。県民の税金によって支えられており、地域密着型の教育を重視しています。

高知大学は国が設置・運営する国立大学です。全国的な視野を持った教育・研究活動を展開しています。

この違いは、授業料や入学試験制度にも影響を与えています。

学生数の違い

学生数にも大きな差があります。

高知県立大学は比較的小規模な大学で、全学部合わせて約1,800名程度の学生が在籍しています。

高知大学は総合大学として、約5,454名の学生が学んでおり、高知県立大学の約3倍の規模となっています。

この規模の違いは、キャンパスライフや教育環境にも影響を与えます。

学部構成の違いと特色

高知県立大学の学部構成

高知県立大学の学部には文化学部、看護学部、社会福祉学部、健康栄養学部があります。

各学部の特色:

文化学部:文化を通じた地域創造に取り組む人材を育成 看護学部:地域医療を支える看護師・保健師を養成 社会福祉学部:福祉の専門知識と技術を身につけた人材を育成 健康栄養学部:栄養学と健康科学の専門家を養成

すべての学部が、地域社会に貢献する人材育成を目的としているのが特徴です。

高知大学の学部構成

高知大学には人文社会科学部、教育学部、理工学部、地域協働学部に加えて、医学部と農林海洋科学部があります。

各学部の特色:

人文社会科学部:文系総合学部として幅広い分野を学習 教育学部:小中高の教員養成を中心とした教育 理工学部:工学と理学の融合した学部 医学部:医師・看護師の養成 農林海洋科学部:一次産業に関する教育・研究 地域協働学部:地域の課題解決に取り組む人材を育成

総合大学として、理系から文系まで幅広い分野をカバーしているのが特徴です。

偏差値と入試難易度の比較

高知県立大学の偏差値

高知県立大学の偏差値は50~61です。学部ごとの偏差値としては、文化学部の偏差値は51~56、社会福祉学部の偏差値は52~56、看護学部の偏差値は53~61、健康栄養学部の偏差値は50となっています。

特に看護学部の偏差値が高く、人気の学部となっています。

高知大学の偏差値

高知大学の偏差値は47~74です。学部ごとの偏差値としては、地域協働学部の偏差値は55、人文社会科学部の偏差値は51~59、教育学部の偏差値は50~54、理工学部の偏差値は47~52、医学部の偏差値は50~74、農林海洋科学部の偏差値は47~52となっています。

医学部医学科の偏差値が74と非常に高く、最難関学部となっています。

入試制度の違い

高知県立大学は公立大学のため、大学入学共通テストと個別学力検査を組み合わせた一般選抜が中心です。県内在住者への配慮もある場合があります。

高知大学は国立大学のため、全国統一の国立大学入試制度に従います。前期日程・後期日程での選抜が主流です。

キャンパス環境と立地の違い

高知県立大学のキャンパス

高知県立大学は高知県高知市池2751-1にあります。池キャンパスという美しい環境の中で学習できます。

小規模大学ならではの、アットホームな雰囲気が魅力です。学生同士の結びつきが強く、教員との距離も近いのが特徴です。

高知大学のキャンパス

高知大学には朝倉キャンパスをはじめ、複数のキャンパスがあります。学部によってキャンパスが分かれており、総合大学らしい規模の大きさを感じられます。

多様な学部があるため、他学部の学生との交流機会も豊富です。

就職状況と進路の違い

高知県立大学の就職状況

高知県立大学は専門性の高い学部構成のため、各分野での就職率が高いのが特徴です。

看護学部:病院・クリニック・保健所等への就職率はほぼ100% 社会福祉学部:社会福祉施設・行政機関等への就職が中心 健康栄養学部:病院・学校・企業等での管理栄養士として活躍

地域に密着した就職が多く、高知県内での就職希望者にとっては有利な環境といえます。

高知大学の就職状況

総合大学のため、多様な進路選択が可能です。

医学部:医師国家試験合格率は全国平均を上回る実績 教育学部:教員採用試験での高い合格実績 理工学部:製造業・IT関連企業への就職が多数 農林海洋科学部:公務員・農業関連企業への就職が中心

全国規模での就職活動も可能で、幅広い選択肢があります。

学費と奨学金制度の比較

授業料の違い

高知県立大学(公立大学):

  • 入学金:県内者約28万円、県外者約40万円程度
  • 年間授業料:約54万円

高知大学(国立大学):

  • 入学金:約28万円(全国統一)
  • 年間授業料:約54万円

授業料はほぼ同額ですが、高知県立大学では県内出身者の入学金が優遇されています。

奨学金制度

両大学ともに日本学生支援機構の奨学金制度を利用できるほか、それぞれ独自の支援制度も用意されています。

経済的な理由で進学が困難な学生に対する支援体制は、どちらの大学も充実しています。

研究活動と地域貢献の違い

高知県立大学の特色

「域学共生」という理念のもと、集落活動センター活性化支援事業として高知県と協働し実施するなど、地域と密接に連携した活動を展開しています。

学生が実際に地域の現場に足を運び、現実の課題解決に取り組む機会が豊富に用意されています。

高知大学の特色

国立大学として、基礎研究から応用研究まで幅広い分野で活動しています。特に海洋関連研究や農業研究では全国的にも注目される成果を上げています。

また、地域医療の拠点としても重要な役割を果たしており、高知県の医療水準向上に大きく貢献しています。

どちらの大学を選ぶべきか

高知県立大学が向いている人

  • 少人数教育で丁寧な指導を受けたい人
  • 地域に根ざした専門職を目指している人
  • アットホームな環境で学びたい人
  • 高知県内での就職を希望している人

高知大学が向いている人

  • 総合大学の多様な環境で学びたい人
  • 幅広い分野から進路を選択したい人
  • 研究活動に積極的に参加したい人
  • 全国規模での活躍を目指している人

実際に私の知り合いの中にも、「小さな大学で先生との距離が近い環境で学びたい」という理由で高知県立大学を選んだ人もいれば、「いろいろな学部の学生と交流しながら視野を広げたい」という理由で高知大学を選んだ人もいます。

どちらを選ぶかは、あなたの学習スタイルや将来の目標によって決まるといえるでしょう。

よくある質問

Q1. 高知県立大学と高知大学の入試日程は同じですか?

高知県立大学は公立大学、高知大学は国立大学のため、入試日程が異なります。公立大学の中期日程と国立大学の前期・後期日程は時期が違うため、両方受験することも可能です。ただし、詳細な日程は毎年変わる可能性があるので、必ず最新の募集要項を確認してください。

Q2. どちらの大学の方が就職に有利ですか?

どちらも地域では高い評価を得ている大学ですが、就職の有利さは学部や職種によって異なります。高知県立大学は専門職での就職率が高く、高知大学は多様な分野への就職が可能です。自分の将来の目標に合わせて選択することが重要です。

Q3. 両大学の学生交流はありますか?

高知市内にある2つの大学のため、サークル活動やアルバイト先での交流は自然に生まれます。また、合同イベントなども時々開催されており、大学の枠を超えた友人関係を築く機会もあります。

Q4. どちらの大学の方が偏差値が高いですか?

学部によって異なりますが、高知大学の医学部医学科が最も高い偏差値となっています。ただし、高知県立大学の看護学部も高い人気を誇っており、単純に比較することは困難です。自分の興味のある分野の偏差値を参考にしましょう。

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まとめ

高知県立大学と高知大学は、同じ高知市内にありながら、それぞれ異なる特色を持った大学です。

高知県立大学は、県立の小規模大学として地域密着型の専門教育を重視し、看護・福祉・栄養・文化の4つの分野で専門性の高い人材を育成しています。少人数教育によるきめ細かな指導が魅力です。

高知大学は、国立の総合大学として6つの学部を持ち、幅広い分野での教育・研究を展開しています。多様な選択肢と全国的な視野を持った教育が特徴です。

どちらの大学を選ぶかは、あなたの学習スタイル、将来の目標、希望する専門分野によって決まります。オープンキャンパスや大学説明会に参加して、実際の雰囲気を感じ取ることをおすすめします。

重要なのは、どちらの大学も高知県の高等教育を支える優秀な大学だということです。自分に合った環境で学び、充実した大学生活を送ってくださいね。