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「点心」「飲茶」「小籠包」の違い!特徴や正しい使い分けを解説

グルメ・飲食

中華料理を楽しむときによく耳にする「点心」「飲茶」「小籠包」。この3つの言葉、なんとなく同じようなものだと思っていませんか?実は、それぞれ全く違う意味を持つ言葉なんです。

私も以前は、友人と「小籠包を食べに飲茶しに行こう!」なんて言って、後で恥ずかしい思いをしたことがあります。でも正しい意味を知ってからは、適切に使い分けられるようになり、中華料理をもっと深く楽しめるようになりました。

今回は、この3つの言葉の違いを、わかりやすく丁寧にお話しします。これを読めば、あなたも自信を持って使い分けることができるようになりますよ。

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「点心」とは

点心は、小籠包やシュウマイ、ごま団子といった料理自体を表します。つまり、点心というのは中華料理の「軽食」という意味で、間食や軽めの食事のことを指しているんです。

中国では、唐の時代からお茶を飲む習慣が広がっていき、お茶屋も普及しました。店ではお茶うけとして、ナッツや干した果物などの点心が提供されていたことから、お茶を飲む習慣と共に、点心を食べる習慣も定着したという歴史があります。

実は、点心は「鹹点心(シェンテンシン)」「甜点心(テンテンシン)」「小吃(シャオチー)」「果子(グオズ)」の4種類に分類されます。

具体的な点心の例として:

鹹点心(しょっぱい系)

  • 小籠包
  • シューマイ
  • 餃子
  • 肉まん
  • あんまん

甜点心(甘い系)

  • ごま団子
  • 杏仁豆腐
  • マンゴープリン
  • エッグタルト

小吃(小皿料理)

  • えびチリ
  • 酢豚
  • チャーハン
  • お粥

果子(そのまま食べられるもの)

  • ナッツ類
  • フルーツ

このように、点心は幅広い軽食類を指す総称なんです。

「飲茶」とは

飲茶は、お茶を飲みながら点心を楽しむ習慣を指す言葉です。「飲茶」は中国茶を飲みながら点心を食べるスタイルのこと。広東省や香港などの伝統的な習慣で、唐の時代から始まったと言われています。

つまり、飲茶は「行為」や「習慣」を表す言葉なんです。料理の名前ではありません。

飲茶の特徴:

  • 中国茶を飲みながら過ごす時間
  • 様々な点心を少しずつ楽しむ
  • 家族や友人との社交の場
  • ゆったりとした時間を過ごすスタイル

私が初めて本格的な飲茶を体験したのは、香港系のレストランでした。テーブルに着くとまず「何のお茶にしますか?」と聞かれ、その後ワゴンで運ばれてくる色々な点心を選びながら、2時間ほどゆっくりと過ごしました。あの優雅な時間は、今でも忘れられません。

「小籠包」とは

小籠包は、豚の挽肉を薄い小麦粉の皮に包んで、蒸籠で蒸した肉まんの一種です。つまり、小籠包は点心の中の一つの具体的な料理なんです。

小籠包の特徴:

  • 薄い皮の中にスープが入っている
  • 蒸籠で蒸して作る
  • 熱々の状態で提供される
  • レンゲの上で食べるのが一般的

挽肉には豚皮を煮込んで冷えてできたゼラチンを混ぜ、蒸し上げるとゼラチン成分が融けて皮の中にスープが入った状態になるのが特徴です。

初めて小籠包を食べるときは、やけどに注意が必要ですね。家族で中華料理店に行ったとき、子供が「皮の中からスープが出てきた!」と大喜びしながら、慌てて口をパタパタしていた光景が懐かしいです。

3つの関係性をわかりやすく説明

この3つの関係を整理すると:

  • 点心 = 軽食・料理の種類
  • 飲茶 = お茶を飲みながら点心を楽しむ行為・習慣
  • 小籠包 = 点心の中の一つの具体的な料理

「飲茶の点心が小籠包だった」という表現が一番わかりやすいでしょう。

身近な例で説明すると:

  • 点心 = 「おやつ」
  • 飲茶 = 「おやつタイム」
  • 小籠包 = 「たい焼き」

「おやつタイムに、おやつとしてたい焼きを食べた」という関係と同じです。

正しい使い分け方と例文

点心を使う場面

点心は軽食全般を指すときに使います:

  • 「今日は色々な点心を食べに中華街に行こう」
  • 「この店の点心は種類が豊富で美味しい」
  • 「午後のお茶の時間に点心をつまむ」
  • 「点心バイキングで好きなものを選ぼう」

飲茶を使う場面

飲茶は行為や習慣を指すときに使います:

  • 「週末は家族で飲茶を楽しみたい」
  • 「友人と飲茶しながら近況報告をした」
  • 「飲茶のマナーを教えてもらった」
  • 「本格的な飲茶体験ができる店を探している」

小籠包を使う場面

小籠包は具体的な料理名として使います:

  • 「小籠包を6個注文しよう」
  • 「この店の小籠包は皮が薄くてスープがたっぷり」
  • 「小籠包の正しい食べ方を覚えたい」
  • 「冷凍の小籠包を家で蒸して食べた」

間違いやすい使い方の例

間違った使い方:

  • 「小籠包を飲茶しに行こう」→ 料理名と行為がごちゃ混ぜ
  • 「点心を飲茶する」→ 料理を行為する?意味不明
  • 「飲茶を注文する」→ 行為は注文できない

正しい使い方:

  • 「小籠包を食べに飲茶しに行こう」
  • 「飲茶で点心を楽しむ」
  • 「小籠包を注文する」

実際の体験談:混同していた頃の失敗

私が以前犯した恥ずかしい間違いをお話しします。友人と中華料理店に行ったとき、メニューを見ながら「この飲茶美味しそうだね」と言ってしまいました。友人は「???」という顔をして、「飲茶は食べ物じゃないよ」と優しく教えてくれました。

その時に初めて、飲茶が「行為」を指す言葉だということを知りました。店員さんにも聞いてみると、丁寧に3つの違いを説明してくれて、とても勉強になりました。

正しい意味を理解してからは、「飲茶を楽しみながら、色々な点心を食べて、特に小籠包が美味しかった」というように、自然に使い分けられるようになりました。

中華料理店での正しいオーダー方法

中華料理店で注文するときも、この違いを知っていると便利です:

飲茶を楽しみたい場合: 「飲茶コースはありますか?」 「ゆっくり飲茶できる席をお願いします」

具体的な料理を注文したい場合: 「小籠包を4個お願いします」 「シューマイと小籠包のセットはありますか?」

色々な軽食を楽しみたい場合: 「おすすめの点心を教えてください」 「点心の盛り合わせメニューはありますか?」

家庭での使い方

家庭で中華料理を作ったり食べたりするときも、正しく使い分けましょう:

料理を作る場合: 「今日は小籠包作りにチャレンジしよう」 「手作り点心で中華パーティーをしよう」

食事のスタイルを表現する場合: 「お茶を入れて飲茶気分で食事しよう」 「中国茶と一緒に点心を楽しもう」

よくある質問

Q1:「飲茶しに行く」と「点心を食べに行く」はどう使い分けるの?

A1:「飲茶しに行く」は、お茶を飲みながらゆっくりと点心を楽しむスタイルで食事をする場合に使います。「点心を食べに行く」は、純粋に点心料理を目当てに行く場合に使います。時間をかけて楽しむか、料理メインかの違いですね。

Q2:小籠包以外にも点心はたくさんあるの?

**A2:**はい、点心には本当にたくさんの種類があります。シューマイ、餃子、肉まん、ごま団子、杏仁豆腐、エッグタルトなど、甘いものから塩気のあるものまで様々です。小籠包は点心の中でも特に人気の高い一品ですが、他にも美味しい点心がたくさんありますよ。

Q3:日本で「飲茶」と言うと通じる?

**A3:**日本でも「飲茶」は一般的に使われている言葉で、多くの中華料理店でも「飲茶コース」「飲茶セット」として提供されています。ただし、本来の意味(お茶を飲みながら点心を楽しむ習慣)を理解して使うと、より正確に伝わります。

Q4:家で冷凍小籠包を食べるときはどう表現すればいい?

A4:「冷凍小籠包を蒸して食べる」「家で小籠包を楽しむ」という表現が自然です。もしお茶も一緒に飲むなら「お茶と一緒に小籠包を味わう」「おうち飲茶気分で小籠包を食べる」とも言えますね。

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まとめ

「点心」「飲茶」「小籠包」の違いをまとめると:

  • 点心:中華料理の軽食全般を指す料理のカテゴリー
  • 飲茶:お茶を飲みながら点心を楽しむ行為・習慣・スタイル
  • 小籠包:点心の中の一つの具体的な料理名

覚え方のコツは、「飲茶で点心を楽しみ、その中でも特に小籠包が美味しかった」という文章を思い浮かべることです。この順番で理解すれば、3つの関係性がはっきりします。

この違いを知っていると、中華料理店での注文もスムーズになりますし、友人との会話でも正確に伝わります。また、本格的な中華料理をより深く楽しむことができるようになります。

ぜひ今度中華料理を楽しむときに、この知識を活用してみてくださいね。正しい使い分けができれば、より豊かな中華料理ライフが楽しめること間違いなしです!